私的医療保険を利用する場合の注意点や心得ていた方が良い事を挙げてみました。
保険は大勢の人が公平に保険料を負担し合い、不幸にして必要になってしまった時のために、集めたお金を役立てるという「相互扶助」、つまり助け合いという考え方から成り立っています。医療保険は、保険会社が多くの契約者から保険料を集め、その共有のお金で入院給付金や手術給付金を支払う仕組みになつています。その保険料は年齢や性別などを元に、過去のデータからいくら集めれば給付金支払いを賄えるかを計算します。そして入院率などを求め、保険料計算をします。年齢が上がればそれだけリスクも高くなりますから、給付金支払いの確率は高くなります。従って保険料も高くなっていきます。算出した保険料は純保険料といい、それに保険会社の経費など(付加保険料)を足したものが保険料です。
告知義務とは医療保険を契約時に、既往症などの重要な事実を保険会社に申告する義務のことです。保険料を安く設定するためにまた、支払条件を不利にされたくないために既往症(自覚症状も含む)に関して嘘をついたり、隠したりすると告知義務違反に問われます。告知義務違反となると、保険金が支払われないばかりか払い込んだ保険料は戻ってきません。また、生命保険会社は保険契約を解除することができます。健康状態を意図的に虚偽の申告をしていなくても、医者に掛かったことをついうっかり忘れていて告知しなかったり、会社の健康診断で注意されたりした場合などでも、後で問題になる場合があります。注意が必要です。それを考えると、診査医扱いの方が後々問題になることが少ないようです。
保険契約を結んでいれば、事故や病気のなどのイザという時に保険金が自動的に受け取れるという訳ではありません。しかし事故や病気が発生した時に、速やかに保険金や給付金が受け取れなくては保険を掛けた意味がないのです。保険金は自己申告であり、請求することによって初めて受け取ることができます。どんなときに保険金や給付金が受け取れるのか、充分に内容を理解し保険金や給付金の支払い要件などの説明を受け、請求漏れなどににならないようにしましょう。加入時に約款の支払い要件に目を通すことは、請求漏れを防ぐためにも大切なことです。複雑な契約や理解できない契約は避けたほうが良いかもしれません。